卒業生の今とここ
「城内ここにあり」を未来へ ― 城内高校野球部OB会の歩み
2026年7月9日
卒業生の今
かつて多くの青春を育んだ「城内高校」。そのグラウンドで白球を追いかけた仲間たちが、今再び集い、「城内高校野球部OB会」として活動を続けています。
OB会結成のきっかけは、2017年春にさかのぼります。閉校から年月が経ち、「城内高校」という名前が少しずつ記憶から遠ざかっていく中、「何とか後世に名を残したい」「もう一度、仲間たちとユニフォームを着たい」という思いが芽生えました。そこで、歴代監督の先生方にもご協力いただき、会員名簿をもとにOBの抽出を行い、約200名へ案内文を郵送。まさに手探りでのスタートでした。
そして2017年11月11日、ついに第1回総会を開催。旧城内高校の校舎やグラウンドを巡る見学会を行い、その後、香芝高校野球部OBチームとの練習試合を実施しました。当日は、選手・マネージャーを含め約50名のOBが参加し、さらに歴代監督や恩師の先生方にもご参加いただきました。久々の再会に笑顔があふれ、「また集まろう」「この縁を続けよう」という声が自然と広がったことを、今でも鮮明に覚えています。
その後、「少しでも『城内高校』の名を残したい」との思いから、「マスターズ甲子園」への参加を決定しました。コロナ禍による大会中止という苦難もありましたが、それでも歩みを止めることなく、毎年出場を続けています。
現在のOB会は、決して人数に余裕があるわけではありません。特に40歳代の参加者が少なく、試合のたびにメンバー集めに奔走しているのが実情です。しかし、平均年齢50歳近いチームとは思えないほど、皆が全力で白球を追い続けています。対戦相手には若手中心の強豪校OBチームも多い中、毎年のように本塁打を放つ選手、大会で紹介されるほどのファインプレーを見せる選手もおり、「城内ここにあり」を体現してくれていると感じています。
また、OB会の魅力は野球だけではありません。試合後の懇親会では、世代を超えて思い出話に花が咲き、「城内」という共通の青春が、今も人と人をつないでいます。野球経験の有無や現在の体力は関係ありません。「久しぶりに顔を出してみたい」「懐かしい仲間に会いたい」という気持ちだけでも大歓迎です。
先日開催された冠山会総会にも、城内卒業生約10名が参加しました。そこで改めて感じたのは、冠山会の持つ組織力と、母校への深い愛情でした。その熱気に触れ、「城内の仲間たちも、もっと立ち上がらなければならない」という声も自然と上がりました。冠山会の中で「麒麟会」再始動への期待も高まりつつあります。
城内高校は閉校しました。しかし、そこで過ごした青春や仲間との絆は、決して消えるものではありません。だからこそ、私たちは「城内高校野球部OB会」を通じて、その名を未来へつないでいきたいと考えています。
ぜひ一人でも多くのOB・OGの皆さまに、野球や懇親会へご参加いただければ幸いです。グラウンドでも、懇親の席でも、「城内」の絆をもう一度確かめ合いましょう。
【連絡先】
城内高校野球部OB会事務局 坂田孝治(城内高校第10回卒業) 電話:090-9255-5531 E-mail:sakata@vap-s.com
