卒業生の今

2025年大阪・関西万博でのオンラインオーケストラ

2025年5月10日

卒業生の今

自己紹介

こんにちは。私は2022年3月に卒業した吉川馨です。現在は大阪大学工学部の3回生です。郡高在籍時は水泳部に所属しており、また生徒会長も兼任していました。

現在の活動

現在は、大阪大学のa-tuneというチームで活動しています。a-tuneは大阪大学2025年日本国際博覧会推進委員会の学生部会に所属する学生団体で、大阪関西万博関連のプロジェクトを担う予定です。世界の学生をオンラインで繋ぎ、万博会場で一緒に音楽を奏でる音楽イベント「e-Symphony」の開催を目指しています。

万博とは??

万博といえば、ほとんどのみなさんのイメージにあるのは、1970年の大阪万博ではないでしょうか。太陽の塔がある吹田の万博記念公園の場所で開催された万博です。テーマは「人類の進歩と調和」で、日本の最新技術などが多く展示された博覧会でした。しかしインターネットが発達した現代ではただの新商品展示会は世界中で開催されており、それに様々な方法で参加することが可能になっています。この時代に行う万博として求められるのはただの新技術の博覧会としての役割だけではなく、地球規模の諸課題を解決するために世界に共通意識を普及させ、具体的な解決策を提示する「出発点」としての役割です。私たちa-tuneもその「出発点」として、世界同時に一体となれるイベントを開催します!開幕まで残り1年を切った今日、関西で万博という言葉を聞く回数は日に日に増えています。今回の万博は見るだけでなく参加ができる万博です。ぜひ万博会場の夢洲でお会いしましょう!!

音楽で世界を繋ぐことの素晴らしさ、感動

この万博という大舞台でパフォーマンスをする私たちa-tuneは、オンラインオーケストラ「e-Symphony」は紛争や分断の終わらない社会への疑問意識から生まれたプロジェクトです。私たちのイベントでは国境も関係なく、国際関係では決して良好とはいえない国々の学生たちが1つの音楽を奏でています。言語を用いないコミュニケーションツールである音楽を使ったこのプロジェクトは、世界中から参加が可能です。このプロジェクトを一番近くで見ている身ですが、国など関係なく一人一人がa-tuneの理念に共感し一つの音楽を奏でている様子は、めちゃくちゃ感動的です!いつか世界中でこのように全員が音楽を奏でる日が来れば本当に世界平和を達成しうる日も訪れるのではないかと感じます。

在校生へ!!

私は冒頭でも申し上げたように、中学・高校ともに水泳部に所属しておりました。高校まで音楽に何も触れていない男が急にこんなプロジェクトに所属していますが、高校時代の学びを無駄だと思ったことは一度もありません。勉強はもちろん受験のために必要ですが、受験や部活で鍛えた目標達成の能力や生徒会で鍛えた人前で喋る度胸など今の活動のベースになっているのは高校時代に鍛えた能力です。郡高にはそれだけの能力を鍛えるための先生方や設備がちゃんと揃っています。将来飛躍できるよう、ぜひ頑張ってください!